家庭菜園で出る生ごみを段ボールコンポストなどで堆肥を作る取り組みが増えてきています。
各自治体でもそういった取り組みに補助金を出しているところもあり、すでに経験されている方も多いのではないでしょうか。
管理人であるhannoも狭いベランダで取り組んでいるのですが、匂いが出たりちょっとマンション等でやるのは厳しいのではと思っていましたが、堆肥作りはちょっとしたコツやポイントがあるようです。
自分自身の経験したものと調べてみたものをまとめてみましたので、これから家庭菜園で自家製堆肥を作ってみたい。または生ごみを減らしたいとい方は当記事を参考にしてみてくださいね。
Contents
堆肥作りは何でもOK?投入するものによって発酵具合が違う
堆肥というと肥糧ではなく土の状態を良くするというもので、微生物の働きにより畑や家庭菜園の野菜などがうまく育つようです
我が家でも枯れ葉を利用した土作りは行っているのですが、肥料分が多い牛糞や鶏糞などは使わずに米ぬかや燻炭を利用した有機的なやり方で育てています。
堆肥というと動物性のものは栄養分が多く肥料分になるものも含まれているようなので、一般的に農家さんや市民農園でも使われているのではないでしょうか。
我が家でも段ボールコンポストや自宅での堆肥作りをやっていて、生ごみの削減や肥料の足しになったらいいなと思い、今も続けています。
近所迷惑になる?臭い匂いを軽減する堆肥のポイント
堆肥作りで気をつけなければいけないのは特に夏場、匂いも出たり虫寄せの原因になったりしてしまうので、そこが面倒なところですね。
堆肥に入れる生ごみですがポイントとしては
なるべく細かくする。
腐敗したものは入れない。
魚や肉も大丈夫だがあまり大量に入れない
などがあります。
以前枯れ葉を利用した堆肥作りをしたことがありましたが、蓋つきのものでなかったためにゴキブリに入られていて卒倒しそうに。
Gは何も家の中にいるわけでもなく、里山にもいますし見たくない存在ではありますが、なるべく来てもらわないように対処したいですよね。
堆肥に入れない方が良いものとは?
●貝殻や骨などのかたいもの
●油など(大量に入れない)
●腐敗したもの
基本的には生ごみ全般はOKなのですが、分解できないものはNG!骨もそうですし油炒めに使ったフライパンの残り油くらいは大丈夫かもしれませんが、揚げ物の残り油をすべて投入ということは止めておきましょう
コンポストの白カビがつくのは発酵が進んでいる証拠だから安心♪
一次発酵であらわれる白カビの正体
段ボールコンポストをしている方はご存知だと思いますが、発酵が上手くいくと白カビが生えてきますよね。白カビも種類があるようで最初に生えるものは糸状菌といって、ふわふわした綿菓子のような感じ。
これがあると次の段階に移行できるので、このカビが生えるというのがポイントでしょうか。
●二次発酵であらわれる白カビは放線菌といって、植物の固い繊維や虫の殻?などを分解促進する力があるようですね
同じ白カビでも最初の糸状菌は表面に現れてきますが、分解する際に菌類の活動によって温度が上がるとその温度に耐えられる菌が出てくるようです。
我が家の堆肥に白カビが出てきたので試しに温度も測定してみると、室温20℃くらいの時でも堆肥温度は10℃以上に上がっていました。
という事は外気温が夏場であれば、更に上がるという結果に!
夏場の猛暑では材料によって温度差が生じそうなので、気温によって測定しておくと便利かもしれません。
堆肥化を早くする際に注意すること
堆肥の発酵熱が上がるという事は、有機物の分解が進んで早く堆肥が完成するということ
ただ注意しないといけないのは実は堆肥も環境がそろえば発火する要因があるというものです。ではその発火する要因となるものですが、燃えやすいものとしてバーク材やおが屑、肉や揚げ油など。
油、バーク材や檜などの木片以外に燃えやすいものとしては、柑橘類などに含まれる精油類があるようですが、実際にバーク堆肥などを利用した花壇から以前発火した事例というものはあるようです。
木材チップ、天ぷらの揚げ玉、RDF、自動車シュレッダーダスト、肉骨粉等は、徐々に化学反応を起こし発熱しています。その反応は、空気による酸化、雨水や空気中の水分との反応、生物発酵等さまざまです。
この場合は中に含まれている堆肥と外的な要因が合致した結果の場合ですが、通常家庭菜園レベルでの堆肥ではそこまで発酵熱が上がるという事はないようです、がちょっと心配ですよね。
我が家でもコンポストの温度どのくらいか測定してみると、寒い時期でも10℃は差があったので夏場なんて、爆上がりしそうです笑
おわりに
堆肥の温度をふだんから測定していると、生ゴミの種類からどのくらい投入すればいいか判断できると思うので、実験も兼ねてやってみると面白いかもしれませんね