最近科学的な農薬に頼らない方法として、手作り液肥などの情報を見ることが多くなってきました。
たしかに出来れば農薬を使用せず作物を作れた方がいいに決まっています。我が家でも農家さんではないので、なるべく天然のもので使用するようにしています。
元気な野菜を育てていきたいと思っても、害虫にやられてはたまったものではありません。今のところ害虫にやられて食べられなかったのはとうもろこしだけですが、注目の納豆菌を生かした液肥を作ってみました。
納豆菌液肥を作ってみたいという方は、参考にしてくださいね。
Contents
納豆菌とは?
我々日本人が昔から食べてきた納豆ですが、体に良い枯草菌(こそうきん)の仲間で哺乳類や植物に含まれている微生物の一つだそうです。体内に入るとアミノ酸を分解する酵素を出して乳酸菌がより活動しやすい環境を作るそうで、ものすごい活躍をしてくれるわけです。
温度の変化にも強く放射性物質にさらされても死滅しないくらいですから、人はもちろん植物をも元気にしてくれるなんて、本当にありがたい存在ですよね。
納豆菌を培養するのは大豆が一番良いの?
材料 浄水・黒砂糖・納豆
この3点セットがあれば、納豆菌が増えて家庭でも簡単に液肥が作れるようですね。ちなみに我が家では米のとぎ汁が余りるのでこれも一緒に使おうという事で、納豆培養液にヨーグルトを入れて作ってみましたよ。
●米のとぎ汁に甜菜糖を加えてみたら発酵が進んだ!
ちなみにですが米のとぎ汁も栄養豊富で、乳酸菌が含まれていることはご存知の方も多いと思いますが、これをそのまま捨てるのは勿体ない!
床掃除に使ったり、手作り化粧水としてそのまま利用、また顔のフェイスパックとして使うこともできるようです。
画像左:納豆水
画像右:米のとぎ汁と砂糖
米のとぎ汁を深さのある小皿に入れて冷蔵庫に入れ、一晩置きます。翌朝に上澄みを捨てると底にクリームが残っています。そのまま塗ってもいいですし、小麦粉やはちみつを混ぜてもいいそう。パックとして顔に塗り、しばらく置いて洗い流してください。
あと家庭菜園の場合は、米のとぎ汁を鉢やプランターにそのまま撒くのはあまり良くないようです。我が家でも以前鉢植え植物にあげていたのですが、そのままでは白カビが発生し堆肥化してしまうので、畑にのみ利用するようにしました。
プランターなどで使いたい場合は、砂糖を入れて一か月ほどおいて発酵させてから使うのが良いようですよ。
乳酸菌が好きならヨーグルトや米ぬかも好き?
納豆は納豆菌だけと思っている方がほとんどだと思いますが、納豆は製造過程で乳酸菌も入っているそうです。そもそも空気中にも多少含まれていますので、エサがあるとそこに集中してくるわけでしょうね
納豆や味噌にも含まれるし米ぬかにもある・・とすれば、これらを一緒にしても構わないという原理になります。
納豆キナーゼにしろ乳酸菌にしろ、人の体にとって良いものですので、米のとぎ汁さえ無駄にはしたくない。
ので
通常の納豆水の作り方に、余った使用済みヨーグルトの容器と米のとぎ汁ををペットボトルに加えてみました。
たくさん作って保存しておきたいという場合は、納豆1パックなり使って増やせると思いますが、手間がかかるので我が家の場合はお手軽に1日で完成するので食べる時にマメに作ることとしました。
夏場は発酵が早いせいか納豆の匂いがして、米のとぎ汁は甘~いいい匂いがします☆
納豆培養液に関してはこちらのブログが参考になりましたので、貼らせていただきました↓
https://sonaeru-mamoru.com/fertilizer/
試しに納豆液肥を作るとペットボトルが膨らんだ・・
納豆水の作り方は色々あるようで、それぞれ分量などが微妙に異なるようですが、我が家は1リットルのペットボトルに
浄水、納豆を6粒程度入れて甜菜糖または黒砂糖(おすすめ)を大匙半分くらい入れて発酵させ、翌日に肥料として使うイメージですかね。匂いが良い匂いだな~と感じるくらいがベストだと思います。
ちなみに一日経過したこの液肥に先のヨーグルトやとぎ汁を加えたところ、一瞬泡がすごく立ち時間が経過するごとに泡だちは消えましたが、そのかわりペットボトルがすごく膨らんで蓋を開けておかないと炭酸を開けた時のように空気が抜けるのがわかります。
つまり納豆菌と乳酸菌がいい具合に共存している感じなので、これを畑や植物にかけることで土壌が元気になり健康的に育つと思います
やはり人間にいいものは植物にも良いという事で、共存共栄お互い持ちつ持たれつ・・の環境が一番うまく行くのかもしれませんね。
ちなみに米ぬかを畑にまくのも良いので我が家でも、米ぬかは時々散布しています☆
おわりに
大規模農家さんの場合は難しいかもしれませんが、家庭菜園で野菜や花を育てるなら健康的に育てたいですよね。我が家もEM菌などを利用して農薬に頼らない土づくりをしています。
科学的な農薬を使用しないで日常のもので代用したい!という方は、ぜひ納豆菌やとぎ汁を生かした方法で試してみてくださいね。