一人暮らしや学校帰りの女性が帰宅途中に人通りの少ない夜道を歩くのは、危険と隣合わせです。
お酒を飲んでいい気分で帰りたい気持ちもわかりますが、今の日本ではそういったことさえハイリスクな状況を作り出してしまいます。
防犯ブザーは勿論、それ以外にも持ち合わせていたいものは明るさで、意外と普段は気にならなくても夜になると結構雰囲気がガラッと変わる街並みってないでしょうか。
もう少し明るさが欲しい。そんな時に使いたい懐中電灯の明るさはどのくらい必要なのか、調べてみましたのでぜひ参考にしてみてください。
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犯罪が多い駐車場や道路も想像より明るさが少ない
街路樹が多い通りなど、昼間は何の問題がなくても夜になると街灯の明るさも少なく、何となく物騒に感じる場所があります。
警視庁のホームページに「安全・安心まちづくり推進要綱」照度基準というのがあるようですが、この記事を書いている日時では確認ができませんでした。
が、犯罪が起こっている場所ではもっと照明があった方が良いでしょうし、自治体の方での管理に任され追いついていない部分もあるのかなと思います。であればそれぞれ自分で明るさを確保しておいた方が賢明かもしれません。
外出時に検討したい明るさの目安
夜道を歩くとき明るさが必要ではありますが、それは人が気が付いて行動を変えるためではないでしょうか。前方または後方かつ四方に挙動不審の人がいると感じた時の行動、気がつけば道を変えることができます。
相手が自分に襲ってくるかどうか判断する時間の確保と、逃げられる時間の猶予が確保できるかどうかだと思います。
自身の瞬時の逃げることができる速さがあれば、リスクもずっと下げることができますよね。
調べた該当場所での明るさの基準
人が前方に何があるか確認できる明るさですが、これはモノは勿論夜間は人が誰であるか確認できないと困りますよね。
ざっと概要を調べてみると概ね以下のような感じになりました。
公園敷地内(公衆トイレ) | 3ルクス(50ルクス) | 3ルーメン(50ルーメン) |
駐車場500平米未満~以上 | 2~3ルクス | 2~3ルーメン |
道路 | 3~5ルクス | 3~5ルーメン |
集合住宅(共用部分) | 20~50ルクス | 20~50ルーメン |
『1平方メートルで計算』
公益財団法人 日本防犯設備協会参照で作成
ルーメンというのが光の束で表す基準ですので面積で計算しないといけないのですが、駐車場だと大まかに4メートル先の人物の顔(目・鼻・口)が特定できるくらいの距離かなと。
2ルーメンだとその距離で人の存在や挙動が確認できるくらいの視認性ですので、若干不安ですね。また一般的な道路についても4、5メートルくらいでしょうから、夜道の歩行はであれば10メートル先くらいを照らしたい感じがします。
2300ルーメンというのがどのくらい明るいかというと、300メートル先を照らす事ができるほど視認性があります。
基本的にこういった高性能な懐中電灯は災害用や、登山やキャンプなどのアウトドアでの利用だと思いますが、日常使いでもとても役立ってくれます!
ちなみに
300メートルの距離は、一般的な速度で5分から10分くらいかかるようなので、その間に行動を起こすことが可能です。
室内ももちろんですが、外出時の心強い防犯アイテムの一つだと思います。
外出時の服装にも気をつけたい上下チェック
夜遅くなってから帰宅する際の服装ですが、これは軽快に素早く走ることができるシューズを履いている方が良いでしょうね
治安がいい時代はそこまで気にしなくとも良かったと思いますが、時代も変化した今は靴は勿論、服装もお洒落でもに露出の多いファッションは控えておいた方がいいでしょう。
おわりに
防犯対策グッズはたくさんありますが、視認性や明るさの精度など考えた時に災害用にだけではなく、質の高い懐中電灯は今の時代必須だと思います。枕元や外出時など護身用対策の一つとして用意しておくことをおすすめします。