4月に入り畑作業していると、あたり一面に雑草が生えてきます。
スギナは一般的に雑草として知られていますが、実は食用としても利用できてしまいます
この記事では、スギナの健康効果や栄養価、そして美味しい料理法について実際に料理をしたものを紹介しています。野草としてのスギナの可能性を探ってみました
スギナ料理または利用方法に関心がある人は、本記事を参考にしてくださいね。
スギナの健康効果
スギナには驚くべき健康効果が知られています。まず、豊富な栄養素が含まれており、ビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富です。
特にビタミンCやβ-カロテンが多く含まれていて、免疫力の向上や肌の健康維持にも役立ちます。
また、抗酸化物質も豊富に含まれているので、美容や生活習慣病の予防にも効果的・我が家では伐採して持ち帰ります
道端や里山など自生しているところは日本全国ありますので、どんな場所が多いのか探してみるのも面白いと思いますよ☆
スギナの料理法
スギナを調理する場合けっこう硬いので、調理方法にはちょっとした工夫が必要ですが、以下いくつかのスギナの料理法があります
お菓子:スギナを乾燥させ粉末にして、それをクッキーやお団子などに混ぜて食べる事もできますし、スギナそのもの個性のある味ではないので糖分のあるお菓子でも利用できます。
お茶:スギナは自分で手作りする事も可能で3~4日天日干しにし1センチ位にカットし汚れをとってフライパンで炒ります。よく乾燥したものを茶筒で保管します。
スギナ茶などはスーパーなどでは販売されていませんが、メルカリや通販サイトなどで普通のお茶としても購入できます。
炒め物: スギナを炒めると、シャキシャキと食感が楽しめます。一般的には佃煮やまた他山菜と一緒に揚げ物などをしても美味しくいただけますよ。
我が家では醤油・みりん・ごま油・かつおぶしで炒め煮をしてみました。スギナ自体がやわらかくないと煮る時間も長くなりますので、なるべく柔らかい若芽が良さそうです
硬いものが多い場合も、お茶や化粧水に利用できますよ♪
スギナ茶は5~10グラムを約600ミリリットルの水を弱火で抽出し、飲んでみて美味しくお茶の味が出ていたら止めます。薄かったらもう少し沸かしてください
スギナ化粧水に関しては、このお茶を利用してグリセリンなどを混ぜれば作れます
スギナは雑草として知られていますが、実は健康にも良い食材として利用することができますね。せっかくなので豊富な栄養素や健康効果を活かして、捨てるのではなくさまざまな料理に取り入れてみてはいかがでしょうか
スギナ事態は道端や野原など春先から初夏にかけていくらでも自生していますし、料理や化粧水、入浴剤など利用方法はたくさんありますよ。
日本では江戸時代に和蘭薬鏡という書物にすでにスギナについての記載があり、様々な病などの疾患に利用されてきた歴史があるようです。
詳しい内容については「スギナの薬効」という本に詳しく記載されています。メモ超のような感じですが食用から健康からその他、スギナに関する情報はこれ1本でかなりのボリュームになります
スギナが畑や道端に生える理由
一般的にスギナが生える土壌というのは酸性に傾いているそうです。
確かに同じ畑でも周囲を見渡してみると、スギナが多く群生しているところとそうでないところがあります。
畑での栽培で野菜の種類によって酸性と弱アルカリ性など分かれるので、酸性に傾いている場合は苦土石灰を散布したりしますが、その後様子を見ていると雑草は生えてもスギナは点在するくらいしか生えないんですよね
酸性土壌でスギナが密集するのは、土中のカルシウムやマグネシウムなどをスギナ自らが吸収する事により、中性に傾ける力があるようです。
黙っていてもスギナが働いてくれるなんて本当にありがたい存在ですよね。
おわりに
食べられる野菜は知ってはいるけど、実は美味ではないけれど栄養豊富で環境にも良い影響をあたえる雑草については結構知らないものですよね。
生える雑草を見ることでその土地の様子がわかったりもするので、実はとってもありがたいのが雑草の存在。邪魔者と廃棄せず有効に利用してみませんか?